ハイオクのコクハク

 コロナウイスルの影響で経済活動が減速。

自粛時期は色々な企業が売上減。ガソリン業界も同様でしたが、最近ようやく売上が戻ってきたところ。

 

そんな折、各ブランド(エネオス、コスモ、・・・)のガソリン(ハイオク)が、実はお互い製品を融通しあっていて、よそのガソリンを自社ブランドとして販売していたと報道されていました。

 

各社自社製品の強みをアピールしていたのに。

 

 

ガソリンの違いなんて気にならなという方がほとんどだと思うのですが、こだわっている人だっているのです。私のように。

 

みなさんもこだわって選んでいた製品が、実は同じものでしたと言われればショックではないでしょうか?

 

・例えば、吉野家の牛丼と松屋の牛丼

カルビー湖池屋のポテトチップス

・例えば、ドモホルンリンクルとSK2(化粧品)

・例えば、ロレックスとグランドセイコーのムーブメント(時計)

コシヒカリと秋田小町(お米)

カルフォルニアワインとチリワイン

 

どちらがいいとかでなく、それぞれのメーカー(生産者)が自分の製品の良さを主張し、消費者もそれなりのこだわりを持って選んでいる。

そんな製品がもし、「他の製品と同じものです」と言われればショックじゃないですか?

 

それと同じこと。

 

ガソリンも各社

「環境にやさしい」「燃費向上」」「エンジン内部をキレイに」などと自社ブランドのガソリンをアピールしておりました。

 

 

私の車はもう製造されていてから17年

(当たれ宝くじ!)。

 

10数年過ぎたあたりから、少しでも調子良く乗っていたいと、ガソリン販売各社のHPや関連記事からエンジンを「キレイにしてくれる効果」を調査。、あるブランドを選定しました。

会社の帰り、回り道して、そのブランドのスタンドに行き、ちょっと高いガソリンを入れては、

「いつまでも元気でいてくれよ」と思っていました。

(当たれ宝くじ!)

 

また、このガソリンに変えてから「低速からゆっくりアクセルを踏み込んだ時、スムーズにエンジンが回る!・・・気がする・・・」

等と思っていたのです。

 

 

それが、「よそのガソリンと同じものです」と言われてしまえば・・・

がんばって選定して、時間かけて、お金をかけて、ご満悦だった自分はバカじゃないのか・・・と思えてくるわけです。

 

少なくとも、環境負荷のことを考え、顧客にとってより価値のある製品を提供することを考え、そこに高い技術力を生かすという姿勢はその企業価値を高めていたはずです。

 

それを、あっさり手放して「同じものです」。

 

コモディティ化・・・価格以外に競争手段がなくなってしまった状態・・・が進み、

企業自身、ガソリンという市場自体に魅力を感じなくなったということなのかもしれませんね。

 

 

追って詳細を調べてみると、自分が選んだブランドは唯一他とは融通しあっていないブランドでした。

 

シェル。

出光と合併しどうなるか知らんけど

 

がんばれ。